化学療法が始まる前に私が準備したことをお話しします。
ちなみに私はTC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)で治療しています。
パクリタキセルに高頻度で脱毛、末梢神経障害の副作用があり、それに備えた準備となっています。
CCRTでよく使われるシスプラチン単剤では脱毛はパクリタキセルほど強くなくウィッグが不要な人も多いので、それぞれの副作用にあわせて対策が必要です。
脱毛対策
髪を切る
脱毛したときに掃除が楽なように、ショックが少ないように、ロングだった髪を切ってショートボブにしました。
→それでも脱毛期は部屋中が髪だらけでストレスだったので、ベリーショートとショートの中間くらいの長さにカットしました。(病院の中の美容院で)
坊主にしようかとも思ったのですが、髪の毛が短すぎると服の中に短い髪の毛が入り込んでチクチクしてストレス!とSNSで助言してもらったので坊主にはしませんでした。
ウィッグを買う
これは脱毛してからでもいいと思います。
私は準備万端にしておきたかったので(+脱毛してからだとネット購入でウィッグ来るまでのタイムラグがあるのが嫌だった)抗がん剤が決まったときに購入しました。
SNSで情報収集してリネアストリアの天使シリーズを購入。
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私はこの2つをまず購入しましたが、まだ夏だったのでボブの方を愛用しています。
結構自然に見えて気に入っています♪
ケア帽子を買う
おうちで過ごす用にケア帽子をいくつか買いました。
ケア帽子のレビューはこちら。
脱毛した髪の毛の処理関連
不織布キャップ
部屋中髪だらけになるので、落ちないように帽子をかぶるのがbetter。
だけどケア帽子だと髪の毛を取るのが大変。
不織布キャップだとそのまま捨てられるから楽ちん♪
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ネットだと少し高い(安いものもあるが送料がかかったりで結局高い)のでワークマンがおすすめ!
私が購入した時は50枚入りで680円でした。
コロコロ
コロコロして掃除するアレ。正式名称なんだろう。
持っていない人は絶対買ってください。
1部屋に1つあると便利。なければコロコロと一緒に移動してください。
それくらい髪が落ちます。歩くと髪が降ってくる。
使い捨てタオルの購入
ダイソーにある不織布タオル。
脱毛が多い時はタオルで拭くとタオルに髪の毛がすごくつくので、このタオルで拭いてそのままポイ!
ダイソー様様です。
吐き気対策
抗がん剤中に味覚障害と吐き気で辛かったときは、キリンレモンやCCレモン、キレートレモンなどのレモンが強い飲み物を飲んでいました。
食欲がなくなるので、ゼリー飲料やサクレ・アイスボックスなどのアイスを買っておくのがよいと思います。
水やお茶がまずく感じて水分が取れず、アイスにかなり助けられています。
末梢神経障害(手足の痺れ)対策
末梢神経障害の予防に手足の血流を少なくして抗がん剤を届きにくくすることが有効です。
血流をおさえる方法は、圧迫と冷却です。
圧迫の方法
ネットや看護師さんに聞いて、たどり着いた圧迫方法がこちら。
指サック2重+手首のゴム。
(手首のゴムは少し過剰かな、と思い2クール目からはやめました。)
指サックはダイソーのSサイズ。
2重にしていたら親指と人差し指は痺れてきたので1重にしています。
終わったらこれくらい痕がつくくらい。圧迫しすぎても血流がなくなるので加減が難しい。
手術用の手袋(ぴったりしたもの)を2重にしている人も多いようです。
私は後述する手の冷却用に軍手のような手袋のようなものを装着していますが、これも適度に圧迫してくれてなかなかよいです!
足は足首にヘアゴムを巻いているだけです。
冷却方法
私の病院では手足の冷却グッズを貸し出してくれました。
↑手
↑足
かなり冷たく、凍傷予防に手袋や靴下が必須です。
ぬるくなってきたら、交換してもらいます。
このような冷却グッズがない施設で治療している方は、保冷バッグと保冷剤を持参し、手と足をそれに突っ込んでおくといいと思います。(替えの保冷剤もあったほうがよい)
抗がん剤の投与時間が長く(子宮頸がんの場合パクリタキセルは3時間)、手足を冷却していると読書やスマホなどができずに不便なのですが、痺れ予防のため。しかたない。