子宮頸がんの治療

入院② 広汎子宮全摘当日

6:30まで飲水可でした。

2時、4時に下痢で起きたけどまずまず眠れました。

起きたら、筆不精な夫から長文のLINEが来ていて、号泣した。

「まだまだ色々思い出を重ねたいし、この大変な時期を一緒に乗り越えて、かつこの理不尽な経験から得た、ささやかな日常の尊さをきちんと噛み締めながら、共に歳を重ねていきたい」

って書いてあって、素敵な言葉を紡ぐ人だなと思うと同時に、

あぁ、本当に理不尽だよなぁって思った。

真っ当に、真っ直ぐに、真面目に生きてきて、どうしてわたしなんだろう。

ささやかな日常って、尊かったんだよなぁ。

共に歳を重ねたいよ、私も。でも、できるかな。あとどれくらい生きていられるのかな。

手術室へ向かう前、担当看護師さんにあって泣いて、夫に会って泣いた。

子どもが体調悪くて、夫に会えないかもしれなかったんだけど、

1人で病院来て、手術の前後も誰にも会えなかったら、病気と1人で戦っているような気持ちになって辛かったから、来てくれてよかった。

歩いてオペ室へ。

心電図とか血圧計とかつけてもらって。

まな板の上の鯉。

手術室の照明、よくテレビで見るやつだな〜なんて他人事みたいに考えていました。

脊髄硬膜外麻酔。横向きになって丸まって、背骨のところから麻酔のチューブをいれます。

痛み止めの麻酔をしてもらって(これが見えないからびっくりするし、沁みて痛い)

本番の針をいれるときは背中をおされる感じはあったけど痛くはなかった。

そのあとカテーテルいれるときにおしりにビリビリと痛みがあって(多分脊髄をチューブが触ったんじゃないかな)痛いって言ったらやり直しに。

どうしよう、入らなかったら…と不安になる。

だからか、「ドルミカム(うとうとする薬)準備してー」と声が聞こえる。

ドルミカムいれてうとうとして、痛みわからなかったらどうするのよ、痺れ残るんじゃない?えっ?

ぷつっと、ここから記憶なし。

仰向けになった記憶もない。

あのよくやる口にマスク当てて眠くなりますよ〜みたいなやつなかった。

呼ばれたら終わってた。

人工呼吸器の管もNGチューブ(鼻から胃にいれるチューブ)も抜けてた。

16:00だよって教えてもらう。

予定通り終わったんだな。

先生にも、特に見た目的には問題なかったよって言われた、あとは病理待ちだね。

部屋に戻る。

喉からから。

4時間後から飲水できるのに、時間が経つのがめちゃくちゃ遅い。

少しうとうとして、起きて2時間くらいたったかなと思ったら30分しかたってなかった。

時と精神の部屋にいるのかと思った。

血栓予防のための足のポンプが気持ちいい。

お腹の痛みはほとんどない。

激痛って聞いてたけど、それほどだった。

麻酔から覚めたら極寒という人もいたけど私はそれはなかった。

オペ後2時間くらいで少しズキズキするかな?ってくらい。

携帯触れるくらいには元気。

1時間に1回血圧はかるから眠れない。

21:00に水を飲んだ。おいしい。